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太極拳歴史クラスでは、太極拳の古代からの歴史を学びます。
テキストとなるのは、以下の「太極拳史真伝」です。テキストはAmazonでご購入ください。(電子書籍とペーパーバックがあります)※画像をクリックするとAmazonのページへ移動します。
    
「太極拳史真伝(たいきょくけんししんでん)」の必要性について考えると、以下のような点が挙げられます。

1. 正しい歴史の理解と伝承
太極拳は長い歴史と複数の流派を持つ武術です。しかし、その起源や発展については、さまざまな伝説や異なる解釈が存在します。「太極拳史真伝」は、太極拳の正しい歴史や発展の経緯を後世に伝えるために、事実を正確に記録し、歪められた解釈や誤解を解消する役割を果たします。
2. 文化遺産としての保存
太極拳は中国文化の重要な一部であり、身体鍛錬や精神修養の面でも高い価値があります。「太極拳史真伝」を通じて、その文化遺産を次世代に継承し、後世に残すことができます。
3. 武術技術の正確な理解
太極拳は武術としての技法と理論を含んでいますが、時代を経る中で技法が変容したり、失われたりすることもあります。「太極拳史真伝」を学ぶことによって、古来の技法や理論を正しく理解し、それに基づいた訓練や実践ができるようになります。
4. 誤解や神秘化の防止
太極拳は時として過度に神秘化されたり、実際の効果が誇張されたりすることがあります。「太極拳史真伝」は、そのような誤った情報を修正し、科学的かつ現実的な視点で太極拳の本質を捉える助けになります。
5. 交流と発展の基盤
太極拳は地域や流派によって技法や理論が異なる場合がありますが、太極拳の正しい歴史とルーツを共有することは、流派間の理解や交流を促進し、太極拳全体の発展に貢献します。

要するに、「太極拳史真伝」は太極拳の正しい理解と伝承、技術の保存、文化の継承、そして誤解を解くために必要な資料です。これにより、太極拳を深く学び、発展させるための基盤が形成されます。

「太極拳史真伝」の内容に関するご質問
「太極拳史真伝」の一般的なご質問をお受けしています。お答えできる内容は回答と共に下記に掲載します。※お答えできない場合もあります。ご質問はこちらからお寄せください。

下記では、「太極拳史真伝」の内容に関して、寄せられた一般的な質問にお答えしています。

 語句や概念について

フォースについて教えて下さい
「フォース(Force)」は、主に物理学や武術において、目に見えない力や影響を指す概念です。太極拳や道教の武術における「フォース」は、筋力や外部の武器に依存しない、内的な力(気)や自然の法則によって生まれる力を意味します。この力は、太極理論に基づいて、宇宙や自然の動きと調和しながら発揮されるもので、柔と剛、陰と陽のバランスをとりながら防御や攻撃に使われます。

例えば、スターウォーズの「フォース」にも通じる概念で、人の内側にある潜在能力や宇宙の力を取り込んで利用する力とも理解できます。これは太極拳において、自然の流れを感じながらその力を引き出し、戦いや修養に役立てるという重要な要素です。

太極拳について教えて下さい
太極拳は、中国の伝統的な武術であり、また同時に健康法や修養法としても知られています。その発祥は古代中国に遡り、特に道教の思想と結びつき、太極理論に基づいた独自の武術体系が発展しました。太極拳は、陰陽の調和を体現し、柔と剛のバランスをとる動きを特徴とします。太極拳の練習は、動作の流れを重要視し、筋力だけに頼らず、内側の力(気)を養うことに重きを置きます。

太極拳の基本理論

太極拳は、陰陽理論や「太極理論」に基づいています。「太極者、無極而生」とされ、太極は無極から生まれると説明されます。無極は、すべてが始まる前の完全な虚無を指し、太極はそこから陰陽の動静を生み出す原動力とされます。太極拳の動きは、この陰陽の相互作用に基づいて、柔らかさ(陰)と力強さ(陽)を融合させています。

太極拳の目的

太極拳は単なる武術としてではなく、護身、養生(健康法)、心身の調和を目指したものです。その起源は、古代中国において人々が自らの生命を守り、健康を維持するために身につけた護身術にあります。これに加えて、武当山を中心に道教の哲学と融合し、さらに精練されていきました。

太極拳の歴史

太極拳は、中国の歴史と深い関わりを持ち、古代から民間で広く行われてきました。特に、道教の信仰と結びつき、太極理論が発展する中で、歴代の道士や拳士たちがこの武術を磨き上げていきました。時代を経る中で、太極拳は護身術としてだけでなく、精神修養や健康法としての面が強調されるようになりました。

太極拳の本質は、武術的要素だけでなく、健康維持や心身の調和、さらには道教哲学に基づいた精神的な修行としても重要視されています。

三才の拳とは何ですか
「三才の拳」とは、天地人(天、地、人)の三才を一体化させた拳法を指します。この拳法を習得した者は、天や地のフォースを自分の内に取り入れ、武器や素手で圧倒的な力を発揮できるとされています。特に、古代の方士たちがこの拳法を用いて外部からの侵略者を打ち破り、農民たちに教えていたことが記録されています。

三才の拳は、拳脚、擒拿(関節技)、摔角(投げ技)など、多彩な技術を含む実戦的な拳法で、主に防御と攻撃の調和が特徴です。戦国時代には、墨家の教えを受けた民衆がこの拳法を用いて自衛し、その伝統は漢代にも引き継がれていました。

天下の兵とは何ですか
「天下の兵」は、武器を持つ兵士や戦士たちを指す言葉であり、中国の歴史においては大規模な軍事力や戦闘能力を持つ集団を指す場合に用いられます。歴史的に「天下の兵」は、戦国時代や三国時代などにおける戦争や軍事戦略の中で重要な役割を果たしました。これには、民衆が蜂起し、支配者に対抗するための集団や、政府が支配を維持するために編成した軍隊などが含まれます。

このような言葉は、中国の武術や軍事の伝統に根差しており、太極拳の文脈でも護身や戦闘の技術と関連しています。

 人物や組織について

黄金蓮結社とは何ですか
「黄金連結社」は、道教の一派である全真教龍門派の創設者、丘長春(丘處機)が中国全土に張り巡らせた組織です。この組織は、後に武当道派の前身となり、太極拳の歴史や道教哲学の伝承に深く関わっていました
黄宗羲と太極拳の関わりについて教えて下さい
黄宗羲は、太極拳と深い関わりを持つ人物として知られています。彼は明末清初の思想家であり、反清復明運動に積極的に参加していたことから、その信念を武道を通じて体現しようとしました。以下に彼と太極拳の関わりを示します。

武道への関心

黄宗羲は、当時の政治的混乱の中で、自己防衛のために武道を学ぶ必要性を感じていました。彼は武当道派に所属し、その教えを通じて太極拳の技術を身につけました。このことは、言論を守るためにも重要であり、武道を学ぶことで自らの思想を支える力を得ようとしたのです  。

王征南との関わり

黄宗羲は、彼の親友であり尊敬する武当道派の道士、王征南と共に清と戦っていました。王征南の死後、彼はその業績を記した『王征南墓志銘』を執筆し、その中で太極拳の理念を含む内家拳法についても言及しました。彼は、少林寺の武術が攻撃的であるのに対し、内家拳法が静かにして動きを制する特性を持つことを強調しました。

太極拳の理念

黄宗羲の思想には、太極拳が持つ静と動のバランスや、内家拳法の「静を以て動を制す」という理念が強く反映されています。彼は、太極拳が相手の動きを読み、制御する技術として重要であることを認識していました。これは、彼自身の哲学的な立場とも一致しており、社会的な正義や倫理を重んじる思想と結びついています。

このように、黄宗羲は太極拳を単なる武道としてではなく、思想や哲学の一部として理解し、実践していたことが伺えます。

 その他のご質問

徐本善はなぜ蒋介石に暗殺されたのですか
徐本善が蒋介石によって暗殺された背景には、蒋介石の支配意識に対する抵抗がありました。徐本善は、中国全土に武のネットワークを持つ「武当道派」の長でした。「武当道派」は蒋介石の支配下となることを拒んでおり、蒋介石との対立が決定的なものとなりました。
武当山はなぜ弾圧されたのですか
武当山が弾圧された背景には、武当山が持っていた道教と武術の結びつきが権力者にとって脅威だったためです。特に、武当道派は道教の中で非常に強い影響力を持ち、太極拳などの武術を通じて多くの信者を獲得し、民衆に影響を与えていました 。

道教の武当道派は「玄武大帝」を始祖とし、道教内で「武」を重視した集団として活動していましたが、これが当時の権力者にとって非常に警戒すべき存在となりました。なぜなら、道教と武術の結びつきは、反乱や革命を引き起こす可能性がありました。特に「易姓革命」と呼ばれる王朝交代は、徳のない支配者を倒すためにしばしば起こり、1912年の清朝崩壊にもつながった民衆蜂起を支えていた背景に、こうした道教と武術の影響がありました 。

このため、権力者は武当山や武当道派の活動を厳しく監視し、時には弾圧することで、その影響力を制限しようとしたのです。また、近代には徹底的な弾圧が行われ、武当道派は次第に消滅していきました。

毛沢東は太極拳をどのように見ていたのですか
毛沢東は、太極拳を中国武術として非常に重要視していましたが、その武術的側面は排除し、主にスポーツや体操として再編成することを目指しました。毛沢東の共産党政権は、伝統的な武術を大衆的な体育運動に取り入れ、国防や生産活動に役立つ形で活用する方針を取っていました。そのため、太極拳はその武術性を抑えられ、スポーツ的な要素が強調される形で発展しました。

毛沢東は、特に文化大革命期において、伝統的な文化や思想を排除し、封建的な要素を持つ武術や宗教的な伝統は批判の対象となりました。その過程で、多くの伝統武術家が迫害され、太極拳もその影響を受けました。しかし、太極拳はその後スポーツとして再構築され、共産党の政策の一環として復興されました。

 

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